新刊紹介:めもおきば TechReport 2026.04

技術書典20のオンラインマーケットが本日 4/26 までです。

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ということはつまり、技術書典経由で紙の本を買えるのも今日までです! 紙の本が欲しい方は、今日のうちにぜひお願いします。電子版はいつでも買えますが、同じ金額で紙の本も入手できるのは会期中だけです!印刷物は物理法則に支配されています。

というわけで、今回の新刊『めもおきば TechReport 2026.04』の紹介です。

めもおきばTechReport 2026.04 表紙

時間がない人向けの紹介

サーバーレスの次に来る実行モデル、SecHack365、台湾・新竹サイエンスパーク訪問記、そして2026年の技術トレンド予想をまとめた、全24ページの技術コラム雑誌です。

今回の中心は、「いま技術の地図はどの方向に広がっているのか」です。Durable、AIエージェント、ローカルLLM、データ基盤、半導体産業、高速交通、若手人材育成。いろいろな視点から、「これからの計算機環境をどう捉えるか」というテーマに向き合っています。

物理本がほしい方は、技術書典20のオンラインマーケットが今日までなので、今日のうちにどうぞ!

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記事ごとの内容紹介

今回の『めもおきば TechReport 2026.04』は、もともとの TechReport らしく雑誌形態に戻りまして、最近気になっている技術や現地で見てきたものを、いくつかの短い記事としてまとめた本です。

前回の『サーバーレスのまわりの技術』では、サーバーレスを支える周辺技術を広く整理しました。今回はそこから少し進んで、「では、サーバーレスの次に何が来るのか」「AI時代のクラウドや開発環境はどこへ向かうのか」というところを、もう少し雑誌的に拾っています。

サーバーレスなキーワード:新しい実行モデル「Durable」

これまでの FaaS は、ステートレスであることを大前提にしてきました。関数は短く終わる。状態は外に出す。イベントでつなぐ。これはスケールする仕組みとしては素直な制約なのですが、業務処理やAIエージェントのように、長時間待つ、途中で止まる、人間の承認を待つ、状態を持って再開する、といった処理を書こうとすると急にしんどくなります。

そこで出てくるのが Durable Functions (Azureだけでなく、AWSからも出てきましたね!)や Durable Objects、Temporal、Step Functions、そして直近で言うと Claude の Managed Agentsなんかも出てきました。要するに、「関数を一回呼んで終わり」ではなく、「継続可能な実行」というのを当たり前に扱う方向に、実行モデルが変わりつつあります。この記事では、そのあたりを Durable というキーワードから整理しています。

SecHack365に応募しよう

私は SecHack365 にトレーナーとして関わっているのですが、これは25歳以下の若い人たちが、1年間かけてセキュリティに関するものづくりを進めるプログラムです。

sechack365.nict.go.jp

単に講義を受けるだけではなく、作る、見せる、意見をもらう、また作る、というサイクルを回していく場です。毎週のゼミ定例、オフラインイベント、発表、ポスターセッション、縁日と呼んでいるワークショップなど、技術を育てるための場としてかなり面白い仕組みになっています。

興味のある25歳以下の方、あるいは周りにそういう若者がいる方は、ぜひ見てください。これは本当に宣伝です。こういう機会は、使えるときに使った方が良いです。

台湾の新竹サイエンスパーク行ってきた

新竹は、台湾の半導体産業の中心地として知られています。TSMC の本社がある場所、というイメージが強いと思いますが、実際に行ってみると、単なる工業団地というより、大学、研究機関、企業、高速交通がまとまった研究産業都市という印象でした。

台北から台湾高鉄で30分ちょっと。桃園空港からも近く、台湾全体が高速鉄道でぎゅっと圧縮されている。その中に半導体産業の研究開発と意思決定の中心がある。これは日本のつくばとも、秋葉原とも、ラピダス周辺の北海道とも少し違う、かなり独特な都市構造です。

あいにく当日は雨でしたが、雨の新竹サイエンスパークの写真も入れています。技術評論本なのに突然の旅行記です。こういうのも TechReport っぽいということで。

2026年技術トレンド予想

毎年12月号に載せているのですが、冬コミに間に合わなかったので今回の掲載になりました「年末恒例の技術トレンド紹介」です。

前回の2025年予想を振り返りつつ、2026年に向けて見ておきたい技術の流れを整理しています。

データ基盤では、Apache Iceberg、DuckDB、dbt、Snowflake などを中心に、Open Table Format とレイクハウスの現状を見ています。パブリッククラウド動向では、いわゆるネオクラウドやGPU需要、クラウドの役割変化にも触れています。

AIまわりでは、コーディングエージェント、ローカルLLM、AIプラグイン、そしてAIボトルネック地図を取り上げました。

最近のAIは、モデルだけ見ていても全体像がつかみにくくなっています。GPU、HBM、TSMC、電力、送電網、データセンター、冷却、ソフトウェア、エージェント実行環境。どこか一つだけが進んでも、別の場所が詰まる。そういう意味で、AIの進化はかなり物理の世界に引き戻されてきています。

目次

  • 新しい実行モデル Durable
    • Durable Functions
    • 実行モデルの変化
  • SecHack365 に応募しよう
    • SecHack365 とは
    • オフラインイベント
    • オンライン活動
    • 参加募集と説明会
  • 台湾の新竹サイエンスパーク行ってきた
    • 台湾新幹線がつなぐ研究産業都市
    • 雨の新竹サイエンスパーク
    • 日本でいうと?
  • 2026年 技術トレンド予想
    • 「2025年予想」の振り返り
    • パブリッククラウド動向
    • コーディングエージェントの先へ
    • ローカルLLM
    • ガイドラインとしてのAIプラグイン
    • AIボトルネック地図

技術書典20での頒布

技術書典20のオンラインマーケットは本日 4/26 までです。

会期中は技術書典オンラインマーケットから紙の本を購入できます。紙の本が欲しい方は今日がラストチャンスです。大事なことなので何度でも書きます。紙の本は今日までです。

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会期後について

会期後の頒布については、電子版や BOOTH などでの取り扱いをあらためて案内する予定です。

ただし、紙の本を技術書典経由で買えるのは本日までなので、物理本が欲しい方はぜひ今日のうちにお願いします。