技術書典でふらふらしていたら、当日のじゃない方の非公式アフターで喋ることになりました。
パネルセッション前半の「技術書典6 非公式振り返り」で、ssmjp同人部からほかに2人もいるので、どちらかというと個人サークル「めもおきば」の人よりの立場で好き放題話させていただきました。
まあ詳しい内容は実況勢がたくさん居たのでTogetterを見ていただくとして。
話したこととその補足です。
書き手として
もともと「普段考えていることを整理してアウトプットする機会」と位置付けていることもあり、技術書典の一般の「売れ筋」であるような解説書とかとはちょっと違う路線で、クラウドやセキュリティをテーマに、全体像や技術トレンドから勝手に分析した考え方のような「読んだ人に新しい視点を提供できる本」というエモい路線を中心にひた走っています。
そこを評価していただいている方がいて本当にありがたいかぎりです。
技術書展で @nekoruri さんが頒布する本を読ませていただいたけど、毎回自分のコンテキストを一段階掘り下げてくれる超良いポエム(賛辞)。どっかのお高いリサーチ会社から年間数百万契約して入手するレポートの5000兆倍役立つ本がた、た、たった500円とは。どんだけデフレだ。https://t.co/pbfTewpYSG
— 吉田真吾 Shingo Yoshida (@yoshidashingo) April 11, 2019
引き続き、エモいポエムコラム本というジャンルを確立すべく頑張っていきます。
d.nekoruri.jp
ネタ出し
私の場合は、Workflowyにネタ帳の階層を作って放り込んでます。
まあぶっちゃけツールは何でも良いですが、スマホロック解除して10秒ぐらいで入力できる状況で敷居を下げておくとよいです。24時間常時ブレスト状態。とにかくキーワードを放り込んでおいて、あとで考えます。
人によってはボイスメモとかもありかもですね。最近だとScrapboxが人気なのかな。
あと、Twitterとかに書いちゃって満足してしまったネタをあとからきちんとまとめたいときは、Twilogでキーワード検索してその日の自分の前後ツイートを読み返したりします。外部記憶と検索重要。
入稿について
頑張れば短い時間でも本は出ます。
とはいえ極道入稿は悪です。誰も幸せにしないので早めに頑張ろう。
湊川さんも言っていたとおり早割(今回のねこのしっぽ様だと最大20%割引)で出せばその分同じ予算で1.25倍刷れて完売リスクを減らせますし、告知などにも時間を割けます。
今回の締切ラッシュの中で、自分の中で1ページ1時間というペース配分がはっきり確立したのは良かったなと思っています。要するに100ページの本を書こうと思ったら100時間かかるので、毎日3時間掛けても一ヶ月かかるわけです。3日徹夜しても24ページにしかなりません。いいですねおれ。はやくフォルダとファイルとレポジトリを作るんだ。
読み側として
今回もたくさんフルスタックしました。ありがてえ。
戦利品をフルスタックしたエンジニア 2019春 #技術書典 pic.twitter.com/6U8nPBsh6z
— Aki@めもおきば (@nekoruri) April 24, 2019
とはいえ途中で力尽きてしまい、お昼ぐらいまでに回れたのは1/3ぐらいで、残りはかなり遅めの時間でしかも最後の方まで人が多かったため流す感じになってしまったので、あとで他の方の戦利品写真をみて入手し損ねた本がかなりあったのが残念なところです。
それでもかんたん後払いシステムの電子書籍サービスが始まったこともあり、電子書籍での頒布を続けているサークル様がたくさん増えたという印象を受けました。じつにありがてえ。
今回は使えるサークル全てかんたん後払いシステムで決済しました。入手した本のリストも取れるしDLCもあるしほぼ良いことづくめなのですが、その結果として人類は頒布価格を見なくなり書典破産の危機が迫っています。ありがてえ。
まあ、そんな感じで「めもおきば」「ssmjp同人部」ともども引き続きよろしくお願いします。
本日頒布していた書籍について、
— Aki@めもおきば (@nekoruri) April 14, 2019
Gumroadでのオンライン頒布も開始しました!https://t.co/sCtFVs0aOt 総集編Vol.1https://t.co/wlxo4iNgWI 年末振り返り号https://t.co/YXnyBkeV6S 新刊(クラウド時代の設計特集)https://t.co/AOAvkKHqkf (サーバーレス本第3版)#技術書典 #めもおきば